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為替デリバティブ 金融派生商品

為替デリバティブ 金融派生商品について

知人の友人の会社が、為替デリバティブ取引(金融派生商品)で多大な損害を受け、四苦八苦しています。
為替デリバティブとは金融派生商品の一種で、為替変動があった時でもある一定の金額、取引量で5年、7年などの期間を定めて、銀行や証券会社などと契約するものです。
※以下、為替デリバティブ.comなどを参考にしました。
たとえば、円高・円安にかかわらず、一ドル=100円と決めれば、一ドルが120円になろうが、80円になろうが、100円で取引するということです。
つまり一ドルが120円になれば、輸入業者が得し、80円になれば銀行が得をすると単純に考えればそういうことです。
ところが、この為替デリバティブには大きな罠がありました。
2003年~2007年ころに銀行によって大量に販売されたこの商品は円安の時代で、2008年以降から安倍ノミクスが実施されるまで100円を上回ることがありませんでした。
つまり、為替デリバティブ契約を結んだほとんど全ての企業が損をしたということです。
損といってもは半端な数字ではありません。
一社あたり数千万~数十億円の為替差損が発生し、それらは銀行の利益となっています。
これだけならまだしも、契約した為替デリバティブ商品に欠陥がありました。
企業が中途解約を申し出ると数千万の違約金を銀行にとられ、逆に銀行はいつでも解約できるという特約が付いていたり、この金融派生商品を中小企業に販売した当時、「これから円安になるので儲かりますよ」といった勧誘をしていたことが明らかになっています。
また全く輸出入と関係がない会社まで販売していたケースもあって、かなり悪質な事件だと思います。
融資してもらっている取引銀行から購入したということで、泣き寝入りする中小企業が多いようです。
こういった問題があるjことを多くの方に知ってもらいたいと思います。


Posted by henrymon67 at 2013年07月06日   13:01
Comments( 0 ) 為替デリバティブ
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